2011年4月19日

段ボールの歴史(2)

前回の記事では、段ボールの歴史について、更にはその起源について述べました。今回の記事では、日本に焦点を当て、日本おける歴史などについてお話しします。
日本ではじめてボール紙というものが作られたのは、明治時代です。現在のトップメーカー、レンゴー株式会社の創業者である井上貞治郎は、1909年に初めて厚紙を張り合わせることに成功。いわゆるそれが、現在と同じものであり、また張り合わせを成功した井上貞治郎が名付け親であったりもします。
段のついたボール紙ということで、ゴロも良くわかりやすいので、井上は現在のように命名したそうです。発明された新しい梱包材はは、世に広まっていくわけですが、需要もそこまで無かったのか、生産量がとてつもなく大きかったわけではありません。
しかし、ここで強い追い風が吹きます。1960年代に日本は東京オリンピックを迎えます。オリンピックが終わった後も経済を急成長させていく日本。梱包資材の需要や生産量も急激にアップし、生産技術も同様に向上していきます。
また、いろいろな種類のものが開発され始めたのもこの時期であるようです。このように、経済と深い関係がある段ボール。経済成長時に、多くの人に必要とされていたことは、言うまでもありません。

2011年4月6日

段ボールの歴史(1)

身近にある段ボールですが、これについての事をいろいろ調べてみると、意外と奥が深いことがわかりました。歴史、現状と将来について、興味深いものがたくさんありました。今回は、そのなかでも今回は歴史に注目してみたいと思います。まず始めは、起源についてです。この便利な代物が初めて世に生まれたのは、19世紀のイギリスです。発明のヒントは、19世紀頃の貴族が着ていた服のえり元だったそうです。その当時というのは、貴族がかぶるシルクハットの内側に、厚紙を折ってはる、という帽子の強度を保つ役割を持っていました。今から150年以上も前から今とほとんど同じような状態で存在していたなんて、驚きました。意外と歴史のある商品なんですね。
さらに、その後イギリスで発明された段ボールは、アメリカにその活躍の場を広げます。目的は「包む」というもの。壊れやすいガラス製品などが、直接外気に触れないように、割れないように包むための梱包材として利用されるようになりました。電球やランプ等を包む役割というのは、今でも残っていますよね。さすがに、シルクハットの強度補強については、他の素材が発明されて、その業界ではすたれてしまいましたが、こうした技術が一般生活に根付く力にも驚かされます。